• NPO法人AABC(アジアン・エイジング・ビジネスセンター)
  • 2008/6/16 13:32:55

 日本地域福祉学会大会が同志社で開催された。その際に本井康博教授が同志社の創始者である新島襄の思想について講演された。新島を育てたアメリカの敬虔なキリスト教会衆派の信者アルフェウス・ハーディに絡めた話であった。その中で、新島が「寒梅」に強い思いを寄せていたことが紹介された。「庭上の一寒梅、笑ふて風雪を侵して開く、争わずまた力めず、自から占む百花のさきがけ」、「真理は寒梅のごとし、敢えて風雪を侵して開く」という新島の言葉が残っている。寒梅に寄せて新島が訴えているのは、逆境、悪条件を克服・打開する心意気、それも自然体で実践することである。それを「あえて・・・する」という「敢為の精神」という。
 社会福祉に功績を残した山室軍平、留岡幸助、石井十次らにもおそらくこうした精神は引き継がれていたのであろう。元来、社会福祉は逆境にある人々に対する強い関心から作り出された活動である。「限界集落」などといわれる場所で暮らしている人々の「敢為」がどのようなものであるのかを見据えることが、地域福祉にとっても重要な課題だろう。(2008.6.16)

※この記事は 「AABC-BLOG(http://asianaging.blog26.fc2.com/blog-entry-117.html)」 と重複しています。ご了承下さい。

トラックバックURL :
http://www.fbcc.jp/tb.cgi/36514