NPO法人AABC(アジアン・エイジング・ビジネスセンター)
2008/6/20 21:50:52
「限界集落」といわれる地域は、まるで消滅してしまうという印象を与えるが、滋賀県T市の山間部の集落には、一度はたった1戸にまで減りながら、今ではUターンした人や新規に移住してきた人たちを含めて17戸にまで増えている集落がある。慣習的な農業や林業を営もうとすると経済的になりたたないので、古くからの住民は転出するのだが、水源地域の自然やきれいな水などに価値を見出した人々が、諸職をひっさげて移住してくるようである。そこには古くからの住民と新しい住民の間の感覚の違いもあって、そう簡単には新しい地域社会が構築されていると手放しに評価するわけにもいかないだろうが、「限界集落は消滅する」という思い込みの世界を打破するケースであることは事実だろう。シカやイノシシや猿に脅かされながら、必死に網や柵を設置してまで、畑を守り、住もうとする意志が強く働いている人々の気持ちとともに、移住してくる人々の活動を適切に評価する必要があるだろう。(2008.6.17)
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