• NPO法人AABC(アジアン・エイジング・ビジネスセンター)
  • 2008/10/18 17:19:48


フィリピンは福岡から飛行機で3時間あまり。人口は8800万人。約7100の島からなり、最大の島はルソン島。ここに首都メトロ・マニラがあり、人口1400万人。
第2の島がわれわれが滞在したダバオのあるミンダナオ島で、2つの島の間に挟まれた数多くの島のひとつにリゾート地として有名なセブ島があります。セブ島は世界周航をおこなったマゼランが戦死した場所としても有名です。

地図を見ると、フィリピンはアジア・太平洋の中心にあり、交通の要所として、経済発展には格好の位置を占めていると思われます。しかし世界銀行が発表した2007年の国民一人あたりGDPは3,410ドル年で、179ヵ国中119位。日本は33,525ドル(21位)ですから、おおよそ10分の一です。例にあげて申し訳ないけれどもブータンやフィジーやボリビアやコンゴよりも貧しい。われわれはその貧しさをいたるところで目にし、なぜなのか考えさせられました。
16世紀末から300年間はスペイン植民地、その後アメリカの植民地、第2時世界大戦前には日本軍に支配されましたが、1946年に独立。
スペイン支配が長かったため、国民の8割がローマ・カトリック、残りの1割がプロテスタントで、アジアでただ一つのキリスト教国ですが、イスラム教徒が5%、仏教徒が3%存在するということです。

公用語はタガログ語と英語。しかし島が多いこともあって170以上の言葉が存在し、ミンダナオ島でも通常の会話はセブアノ語という現地語が使われているようです。



ダバオ市はメトロ・マニラ、メトロ・セブに次ぐフィリピン第3の都市で、人口130万人。福岡市とほぼ同規模です。
ミンダナオ島の南部に位置し、北緯はなんと7度。ほぼ赤道直下。海を越えて南にすこし下ればブルネイ、マレーシア、インドネシアといった国々になります。

ダバオは第二次世界大戦前、マニラ麻の一大産地として栄えた場所で、それを担ったのが沖縄を中心する日本人移民でした。ここには約2万人という東南アジア最大の日本人社会が存在しました。 
これらの人々は、ダバオが戦地になったことで、その後過酷な運命を辿ることになります。
そういう場所に、60年後、今度は日本への移民という問題で訪れるというのは、なんだか不思議な気がします。(事務局T)



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