クロスボーダーM&A

M&A用語

2022.1.123 years前

クロスボーダーM&Aとは

クロスボーダーM&Aとは、「国境を超えて行われるM&A」を指します。つまり、買い手・売り手のいずれかが外国企業であるM&Aです。

M&Aは、双方とも国内企業である「IN-IN取引」、買い手が国内企業で売り手が外国企業(海外企業を買収する)である「IN-OUT取引」、買い手が外国企業で売り手が国内企業(海外企業に買収される)である「OUT-IN取引」の3つに分類されます。このうち、「IN-OUT取引」と「OUT-IN取引」がクロスボーダーM&Aにあたります。

クロスボーダーM&Aの特徴

日本におけるクロスボーダーM&Aの特徴として挙げられるのが、日本企業が外国企業を買収するIN-OUT取引が増えており、逆に、外国企業に日本企業が買収されるOUT-IN取引は減少傾向にある点です。

これは、少子高齢化や人口減少などにより、日本企業は海外展開を進めようとしていること、外国企業は日本へ進出する優先度が低くなっていることなどが背景にあると考えられます。

クロスボーダーM&Aは外国企業とのM&Aになるため、大企業が関係するものが中心です。しかし、中堅企業が海外進出を検討する方法としてM&Aを選択するケースも増えてきています。

クロスボーダーM&Aの事例

大規模なものが中心になってしまいますが、クロスボーダーM&Aの事例を紹介します。

武田薬品工業(IN-OUT取引)

武田薬品工業が、グローバルでの販売力や研究開発力の強化を目的に、アイルランドの製薬大手であるシャイアーを買収しました。買収総額は6兆円を超える国内最大規模のM&A案件としても知られています。

シャープ(OUT-IN取引)

日本の大手電機メーカーであるシャープが、経営不振状態から救済される形で、台湾企業である鴻海精密工業に買収されました。国内大手企業がアジア企業の傘下になるということで話題になりました。

IN-OUT取引とOUT-IN取引で1つずつ紹介しましたが、ソフトバンクグループや日本電産など、海外への積極投資を行っている会社では、クロスボーダーM&Aはかなり頻繁に行われています。

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